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仙台市がパンダ貸し出し要請 政府後押しも

2011年10月17日 16:01
仙台市がパンダ貸し出し要請 政府後押しも

 東日本大震災で被災した子供たちを元気づけるため、仙台市が中国政府に対し、ジャイアントパンダの貸し出しを要請していることが明らかになった。藤村官房長官は17日の記者会見で「政府が今後、交渉を後押しすることも検討している」と述べた。

 東日本大震災の被災地である仙台市は、子供たちの要望を受ける形で、市内の動物園へパンダを貸与することを中国側に打診しているという。

 「政府の立場で言っても実現すれば喜ばしいことだと思います。子供たちにも希望と夢が出てくるのかな、パンダというのはね」-藤村長官は17日午前の記者会見でこのようにコメントした。その上で、現時点では「一義的には地方自治体と中国との話」としながらも、「外交交渉になれば政府が当然後押しすることは考えられる」と、今後、交渉を後押しすることも検討する考えを示した。

 野田首相は12月に中国を訪問する方向で最終調整しており、胡錦濤国家主席との首脳会談でも話題になる可能性がある。