民主党・仙谷政調会長代行は１６日、名古屋市内で講演を行い、国内の原発を全て停止することは「日本が集団自殺をするようなもの」などと述べた。

　仙谷氏「直ちに（全ての原発を）止めた場合に、日本の経済と生活がどうなるのかということを考えておかなければ、これは日本が、ある意味で、集団自殺をするようなものになってしまうのでないかと。そういう風に私は捉えている」

　定期検査中の原発を再稼働させることについては、地元自治体などに慎重な意見が根強くある。仙谷氏の発言は、こうした状況を踏まえて原発を全て停止した場合、国民生活や経済に大きな影響が出ることを指摘したものとみられる。

　しかし、「集団自殺」という表現を用いたことに、今後、野党などから批判の声が上がりそうだ。