「亡くなった弟を背負う兄」…原爆投下から79年 県庁で悲劇後世に伝えるパネル展
広島と長崎に原爆が投下されてことしで79年。原爆の悲劇を後世に伝えようというパネル展が13日から県庁で始まりました。パネル展は、県内の被爆二世、三世の人たちでつくる会が開きました。会場には写真やイラストなど約40点が展示されています。
広島に原爆が投下された約2時間後の爆心地から2.2キロ離れた場所の様子です。
雪で空腹を満たす戦争孤児たちの様子を捉えた1枚です。
火葬場に立っているのは、10歳くらいの少年。亡くなった弟を背負っています。
■熊本被爆二世・三世の会・青木 栄会長
「79年も前に起こった出来事なのでどうしても歴史の出来事みたいな形になってしまっているが核兵器使用をほのめかす国が出てきている中でリアルな現代の問題としていま核兵器が使われたらどういったことになるのかということを多くの人たちに知ってもらいたい」
このパネル展は15日まで県庁新館1階で開かれています。