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米軍が2回空襲 特攻の中継基地にもなった旧陸軍飛行場があった菊池市で慰霊祭

2024年5月13日 19:40
米軍が2回空襲 特攻の中継基地にもなった旧陸軍飛行場があった菊池市で慰霊祭
写真提供:菊池飛行場ミュージアム

太平洋戦争で空襲を受けた旧陸軍の飛行場があった菊池市で13日、戦没者慰霊祭が開かれました。

特攻の中継基地にもなった菊池市の旧陸軍の菊池飛行場。1945年の5月13日と14日、米軍による2度の空襲で69人が亡くなりました。

あれから79年。13日、菊池市で戦没者慰霊祭が開かれ、住民など約25人が出席し、戦没者に哀悼の意を捧げました。出席者の中には、少年飛行兵として空襲を経験し、昨年亡くなった前田祐助さんの息子祐一さんの姿も。

■前田祐助さん(当時95) (2022年7月)
「絶対に平和がいいよ。平和じゃなきゃいかん」

空襲に遭い、目の前で戦友を亡くした前田さん。若い世代に平和の大切さを伝え続けてきました。

■前田祐一さん
「父の体験談も、泗水中学校の生徒さんに紙芝居にしていただいている。そういったものも活用しながら、戦争体験を伝えていきたいと思います」

■富の原西区 甲斐勇生区長
「高齢の方が亡くなっていくと戦争の悲惨さとかも薄れていくので、できるだけ慰霊祭を続けていかなければならない」

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