菅官房長官は２４日午前の記者会見で、日本と中国の防衛局長級協議を月内にも開く方向で調整していることを明らかにした。

　日中の防衛局長級協議は、沖縄・尖閣諸島周辺で中国の公船による日本の領海への侵入が相次ぐ中、不測の事態を避けるために行われるもの。

　菅長官はまた、中国や韓国が閣僚の靖国参拝などに反発していることについて、「靖国参拝をめぐって二国間関係に影響を及ぼすことは望んでいない」と述べた上で、「大局的観点から、これらの国々との関係を強化していくという基本方針には全く変わりない」と強調した。