中東を歴訪中の安倍首相は日本時間１９日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、パレスチナ自治政府との和平交渉再開を働きかけた。

　「日本はイスラエルの厳しい環境を理解しつつ、中東和平等、地域の安定のため、今後も積極的に関与して参ります」－会談の中で安倍首相は、パレスチナとの対立をあおるような行為や言動は控えるよう求めた上で、自治政府との和平交渉再開を促した。

　また、フランスで起きたテロ事件に触れ「このようなテロはいかなる理由でも許されない」と強く非難した。これに対し、ネタニヤフ首相は「テロが世界中に広がるおそれがある。これを食い止めなければならない」と応じたという。