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あすからG7外相会合 会場周辺は厳戒態勢

2016年4月9日 16:46
あすからG7外相会合 会場周辺は厳戒態勢

 来月の伊勢志摩サミットを前に、広島では10日からG7外相会合が始まる。核軍縮への決意を示す「広島宣言」をまとめる他、中国が強引な海洋進出を続ける南シナ海問題などについて話し合う予定。

 会合では、テロ対策や難民問題の他、北朝鮮やウクライナ問題といった地域情勢についても話し合う。議長を務める岸田外相は中国が強引な海洋進出を進める南シナ海問題も取り上げ、平和的な解決に向け法の支配を尊重する事を確認したい考え。

 11日にはアメリカのケリー国務長官ら各国の外相がそろって平和記念公園を訪問する。核保有国であるアメリカ、イギリス、フランスの外相が訪問するのは初めての事で、外相らは原爆資料館を見学したあと、原爆慰霊碑に参拝する予定。日本としては核のない世界に向けた機運を盛り上げていきたい考え。

 岸田外相は「G7の連帯を確認し、世界の平和や繁栄に貢献していきたい」と語っている。

 そんな中、10日から始まるG7外相会合を前に、会場に通じる道路の入り口では、24時間体制で警察の検問が行われている。外相会合が開かれるホテルは、海に囲まれている。警備の網は、海にも広げられ、不審な船や不審物がないかといった点にも警戒の目を光らせている。

 一方、平和記念公園でも厳重な警備が続いている。

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