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富山県知事選挙 新田知事の再選立候補表明に対し県内各党の反応は

2024年3月25日 20:34
富山県知事選挙 新田知事の再選立候補表明に対し県内各党の反応は

2024年11月の任期満了に伴う富山県知事選挙に再選を目指して立候補することを22日に表明した新田知事は自民党に推薦を申請していて、他の党にも支援を求める可能性があるとしています。県内の各政党に今後の対応などについて聞きました。

新田知事は4年前の選挙で新人として自民党に推薦を求めましたが、県連は当時の現職を推薦しました。今回の選挙で自民党は、すでに申請のあった推薦について4月中にも結論を出したいとしています。

自民党県連 宮本光明幹事長「いい意味での是々非々で議論しましょうとか、3年半もいろんな意味で議論してきましたので、政策に対して注文を付けないとか全てイエスと、そういう訳にはこれは政治だから行かないので、もちろん推薦をもし決めるということになれば、推薦した候補としっかりと意思の疎通をしながら県政を進めていくというそういう立場だと思っている」

4年前、自民党県連執行部の決定に反して新田知事を支援した一部の県議でつくる自民党新令和会は。

自民党新令和会 中川忠昭会長「1期 終わって、やめるなんてことはありえないわけなので、まあ自然の流れじゃないのかな というふうに感じています。これで3年半たってあと半年になるわけですけれども、とにかく危機管理というかね、そういう事案がものすごく多かったなとと思うんです。これは 逆に言うと 県民の安全 安心を確保するためには良い試練だったなと思うわけですよ。人づくりの 高校再編は何としても 成就するということと、地域公共交通も県全体にいっぱい広げていかなければいけないことはやっぱり 引き続きやってもらいたい」

富山維新の会は、4年前の選挙では新田知事を支援しました。

富山維新の会 柴田巧代表「概ね我々が示した県政ビジョンでいうと、それに則ったと言いますか吸収していただいてくみ取っていただいて県政運営していただいていると思っていますので、個人的には大変難しさもある中でしっかりやっておられる という評価をしていますので、要請があれば党内で協議を進めていくということになる」

4年前、当時の現職を推薦した公明党は、新田知事の支援に前向きな姿勢を示しました。

公明党県本部 佐藤則寿代表「今まだ思いを描く 県づくりについては まだまだやるべきことがあろうというふうな決意をされたということですので、当然というか必然のことだろうというふうに受け止めております。支持依頼等があれば 誠実に対応していきたいというのはこれまでの流れですので、政策協定等もできるのであれば個人的にもまあ前向きにというふうな思いはあります」

立憲民主党は、候補者の擁立ありきではなく、新田県政をどう評価するかを優先したいとしました。

立憲民主党県連 菅沢裕明代表「暮らしを支える予算、さらには子供たちの教育のために行き届いた体制を作っていく、教育費の施策の拡充という、そういうことを強く求めてきましたが、必ずしも十分じゃないように思います。選挙に向けてどういう政策を打ち出されるか。そういう中での評価を踏まえて、知事選への対応を具体的に検討する」

共産党は対立候補の擁立を急ぐとしています。

共産党県委員会 上田俊彦委員長「古い自民党政治そのものであって何ら変わってないんじゃないかというのが評価。しかも重大なのは統一教会の支援を受けていたと、これに反省もないし関係も断つ意思はないと、これは知事として非常に重大だと思います。今回も幅広い市民団体の皆さんとの共闘も模索しながら、候補者擁立に全力をあげたい、急いでいきたいというふうに思っております」

2024年11月の任期満了に伴う知事選には、新田知事のほか、共産党県委員会が候補者の擁立を目指していますが、他に目立った動きはなく、現段階では一騎打ちとなる可能性が高くなっています。

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