自民党新総裁に石破茂氏 あなたの期待度は何%?愛媛県民の声は
史上最多の9人が立候補した自民党総裁選。決選投票の末、石破茂氏が新しい総裁、事実上の“新総理”に選ばれました。石破新総裁に何を期待するのか、愛媛の人たちに聞きました。
午後3時すぎ。
テレビ:
「石破茂氏、215票であります」
5度目の挑戦であり、“最後の戦い”と位置付けた総裁選を制した石破新総裁。県民に聞いた、“石破新総裁への期待度は?”
70代男性:
「60~70%はありますね、改革でしょうね。今の自民党を変えないとなかなか国民はついていけませんからね/(石破新総裁は)一番変えてくれそうだと思う」
会社員(50代)女性:
「半々、50%ぐらいかな/経済がずっと低迷しているのでもっと楽な生活ができるというところが一番」
高校生(16歳)男性:
「ん~75%ぐらいですかね。昔に比べて数円~数十円高くなったのが自分の財布に響いてしまうので、修学旅行も控えているので少しでも海外に安く行けたら」
一方で…
会社員(20代)男性:
「50%。若い方が総理になられた方がよかったのかなと率直に思う」
70代男性:
「10%。誰がなっても一緒。総理大臣になって日本をなんとかできる人は一人もいない」
メンテナンス業(60代)男性 :
「50%。政治家だけがいろんな悪いことをしていてもうやむやにされるってことがないようにしてほしい」
地方創生を政策に掲げる石破新総裁、県内各地の産業界の反応は。
まずは機械部品を製造する新居浜市の企業です。
萩尾機械工業 萩尾龍彦社長:
「50%くらい。正直言うと前の岸田総理とそんなに印象が変わらない。期待している部分もあって石破さんは知識が豊富なイメージがあるので、そういうところで経済がより良くなってくれたらいいな というところは半分期待している」
中小企業の安定経営や積極的な採用活動を後押しする政策にも期待を寄せます。
「やはり大手から中小企業にお金が流れるような仕組み、体制であったり人が流れてくるような体制を作ってもらえるのが一番中小企業が継続して営業していけるところかなと思うのでそこに期待している」
一方、県内の一次産業の中心、南予からは。
養殖業(神明水産)田中俊也さん(31):
「70%/国民の所得向上ということを仕切りに言われていたのでこれから経済が上向きになっていけば私たちの作った魚とかも高値で取引されていくのかなと」「現状飼料だったり資材の高騰というのが厳しい状況でして」
田中さんによると養殖魚のエサ代はおよそ5年前と比べ2倍に。いけすの網など資材費も高騰していると言います。
「今直面しているエサ代の高騰だったりとかそういったところを早急に対応していただいて、より若手が養殖の仕事をしやすい環境を作っていただけたら」
けさ松山市では、県内の党員・党友から投票があった1万2287票の開票作業が行われました。
その結果、最も多かったのが石破氏で、3780票。次いで高市早苗氏が3601票。小泉進次郎氏が2464票となりました。
石破新総裁の誕生に中村知事は。
中村知事:
「石破さんは地元が鳥取県でありますから、地方の現状を選挙区で身に染みてお分かりいただいている方なので、その点は本当に期待できるのではないかなと」
県内選出の自民党の国会議員の投票先です。
塩崎彰久議員は、1回目の投票では小林鷹之氏、決選投票では高市氏に。
村上誠一郎議員は、1回目、決選投票ともに石破氏に。
井原巧議員も、1回目、決選投票ともに石破氏に。
長谷川淳二議員は、1回目は小泉進次郎氏、決選投票は石破氏に。
山本順三議員は、投票先を明らかにしませんでした。