飼い猫の不妊去勢手術 ふるさと納税活用し助成へ「捨て猫ゼロの町目指す」山梨・富士河口湖町
山梨県による飼い猫の不妊去勢手術への助成が昨年度で終了したことを受け、富士河口湖町はふるさと納税を活用して助成費用を募る事業に乗り出しました。
飼い猫の不妊・去勢を巡っては、県が2022年度から不妊手術に1万5000円、 去勢手術に1万円を助成してきましたが昨年度で終了しました。
こうした中、富士河口湖町は飼い猫の不妊去勢を進めなければ捨てられてしまうネコが後を絶たないとしてクラウドファンディング型のふるさと納税を活用して、飼い猫の不妊去勢手術への助成費用にあてるための寄付を募っています。
目標額は200万円で、寄付した人には返礼品が送られるほか、寄付金は所得税と住民税の控除対象になります。
寄付金による助成額は不妊手術が1万5000円、去勢手術が1万円です。
富士河口湖町環境課 勝俣航さん
「野良猫は飼い猫の望まない妊娠で生まれたネコを捨てることで発生することがあるため、飼い猫にも助成が必要だ」
町は「捨て猫ゼロの町」に向け引き続き、地域住民とネコが共存できる社会の実現に取り組んでいくということです。