広報誌にイラスト無断使用 6年間にわたり 著作権者らに440万円賠償へ 山梨・昭和町
昭和町が発行した広報誌に許諾を得ないまま使用されたイラストがあったことが、7日までに分かりました。
イラストの無断使用は約6年間にわたり、町は著作権の管理会社に損害賠償金として440万円あまりを支払う方向で調整しています。
昭和町によりますと、去年10月、著作権管理会社から指摘を受けて確認したところ、2004年1月から2009年12月までに発行された町の広報誌の紙面と電子版、合わせて144号分で、許諾を得ていないイラストが使用されていました。
このイラストは町が2001年に発行した「都市計画マスタープラン」の表紙に使われていたものです。
町は当時の担当者に聞き取りを行いましたが詳細は分からず、「過去に町が発行したものに使われていたイラストなので、使用できると判断したのではないか」としています。
著作権管理会社からの指摘を受け、町は著作権者らに損害賠償金として443万5200円を支払う方向で調整しています。
昭和町は「著作物の適切な取り扱いを改めて確認していく」としています。