東京都独自のマッチングアプリ申込者数1万2000人超 都と業界団体が婚活支援を検討
出会いを求め、結婚を望む人を支援するため東京都が開発したAIマッチングアプリ「TOKYO縁結び」は、都によりますと、今年9月に提供が開始されてからこれまでに申込者数が、およそ1万2000人にのぼったということです。
都の担当者は「予想よりも多くの人に利用してもらっている理由は、 自治体が提供するサービスで、独身証明書の提出など本人確認を厳しくしている安心感があると思う」と話しています。
また都は、29日午前、民間のマッチングアプリや結婚相談所などの業界団体と会合を開き、ブライダル業界などの課題や結婚を望む人を後押しする取り組みについて議論をおこないました。
アプリ運営会社の出席者からは、課題のひとつとして、アプリを使ったロマンス詐欺を防ぐために、デート前にはSNS情報の交換はせず、アプリ内でのメッセージのやりとりにとどめてほしいと呼びかけるほか、デートは明るくにぎわっている場所を選択するなど対策の周知・啓発が必要だという意見が出ました。
一方、結婚相談所の関係者からは、相談所を利用しづらい人のために、都庁を会場として体験セミナーを開催するなどの提案がありました。
都は、婚活・結婚にちゅうちょしている人が一歩踏み出すきっかけづくりを今後も進めていくとしています。