看護師試験、外国人16人合格 合格率4%
看護師の国家試験の合格者が25日、発表された。EPA(=経済連携協定)に基づいて来日した外国人の受験生は16人が合格した。
EPAに基づき、看護師を目指して働いている外国人のうち、今年、受験したのは398人で、去年より13人多い16人が合格した。日本人の合格率が91.8%なのに対し、EPAの受験生はわずか4%。EPAで来日した外国人は、日本の国家試験を3回まで受験できるが、今年が最後となる91人のうち、合格者は13人だった。
3年の間に資格を取る難しさが指摘されているのを受けて、政府は今年から、試験問題に出てくる病名を英語でも記すなどしている。また、得点や本人の意欲など一定の条件を満たせば滞在期間を1年延長することも決めている。