天皇陛下、心臓の精密検査へ 11日に入院

宮内庁は1日、天皇陛下が11日に東京大学付属病院で心臓の精密検査を受けられると発表した。
宮内庁によると、天皇陛下は、去年2月に東大病院で心臓の検査を受けられた際、冠動脈の一部に、血管が狭くなる「狭窄(きょうさく)」が見つかっていた。その後、薬による治療を続けてこられたが、経過を観察する中で、散策や軽い運動の際に心臓を動かす筋肉に血液が十分に行き渡らない状態になる場合があることがわかった。
このため、天皇陛下は11日から2日間、東大病院に入院し、改めて冠動脈造影検査を受けられることになった。宮内庁は、結果をみて今後の治療方針を決めることにしている。
また、2~7日まで予定されていた葉山御用邸での静養の日程や公務について変更はないという。