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がれき受け入れに理解を 駅前でイベント

2012年3月11日 22:30
がれき受け入れに理解を 駅前でイベント

 東日本大震災で発生したがれきの受け入れに理解を求めるため、東京・千代田区のJR有楽町駅前で11日、震災がれきを展示したイベントが行われた。

 細野環境相「(全国で処理してもらいたい震災がれきは)2200万トンの中で400万トンなんです。これだけは、どうしても被災地では処理しきれないから、この400万トンのがれきだけでも何とか全国で処理してもらえないか。これが被災地の声なんです!」

 有楽町駅前では、実際に放射線量を測って安全性を確認してもらおうと、震災がれきを細かく粉砕した木材チップが展示された。放射線量は一時間当たり0.07マイクロシーベルトと、東京都内で出る廃棄物とほぼ同じレベルだった。

 岩手県と宮城県の震災がれきは、震災発生から1年がたった現在も全体の約6%しか処理が進んでおらず、復興の大きな妨げとなっている。環境省は、国民に丁寧に説明を続けることで理解を求めていく方針。