大卒内定率80.5% 改善傾向に

大学生の就職内定率が改善傾向にあることが、文科省の調査でわかった。
文科省の調査によると、今春卒業する大学生の2月1日時点での就職内定率は80.5%で、過去最低を更新した11年より3.1ポイント上昇した。これは00年の調査開始以来、11年、10年に次いで3番目に低い数字だが、全ての調査項目で改善傾向が見られ、雇用情勢に明るい兆しが見えてきた。
背景には、中小企業などにも目を向けて就職活動を始めた学生が増えたことの他、ハローワークにジョブサポーターを配置するなど国の支援の効果も見られるという。
文科省は、雇用情勢は今後も上向き傾向が続くとみている。