仙台市、石巻市などの災害廃棄物受け入れへ
仙台市は8日、東日本大震災により、宮城・石巻市などで発生した災害廃棄物を受け入れ、処理することを発表した。早ければ今年7月から受け入れを始める予定。
仙台市が受け入れを明らかにしたのは、宮城県の石巻市・東松島市・女川町で発生した災害廃棄物のうち、木くずなどの可燃物最大10万トン。石巻市など2市1町の災害廃棄物は計846万トンと推計されているが、この地域の焼却施設は現在建設中で、処理は進んでいない。
一方、仙台市では現在、3つの仮設焼却炉で市内の災害廃棄物の処理を進めていて、当初の予定より約半年早く、来年夏頃に処理を終えるメドが立ったことから、仙台市は今回、受け入れを決めた。
仙台市は、受け入れた可燃物を燃やした後の焼却灰の埋め立ても市の最終処分場で行う予定で、早ければ7月にも受け入れを始め、市内分と並行して処理を進めることにしている。