橋下市長らに原発相「大飯再稼働に理解を」
大飯原発(福井・おおい町)の再稼働をめぐって、細野豪志原発相らは19日、関西の知事や政令市の市長で作る関西広域連合の委員会に出席し、大阪市・橋下徹市長らに再稼働への理解を求めた。
細野原発相は会議の席上、福島第一原発事故と同様の津波が来た場合でも、大飯原発3、4号機の安全性が確保されているとして、改めて再稼働に向けた理解を求めた。これに対し、橋下市長らは、基準策定の手続きも含め、安全性に対しては依然、疑問が残ると反論し、話し合いは平行線に終わった。
委員会では引き続き、国の担当者と「関西電力」の社長が、関西電力管内のこの夏の電力の需給状況を説明したが、関西広域連合は、国などが求めている15%以上の節電要請に同意することを明らかにした。