長崎で局地的に激しい雨　避難準備情報も

　活発な梅雨前線の影響で、長崎県では１６日、１時間に８０ミリを超える猛烈な雨を観測した。気象台は、土砂災害や河川の氾濫などに警戒するよう呼びかけている。

　長崎県内では、午前１１時過ぎまでの１時間に、島原で８０．５ミリ、野母崎で６０．０ミリ、諫早で５７．５ミリ、長崎で５１．０ミリの雨を観測するなど、局地的に非常に激しい雨が降っている。

　長崎市では、用水路から水があふれ出して高台の住宅地の道路が冠水した他、崖崩れも起きていて、一部の地域に避難準備情報が発令された。１６日午後２時現在、長崎南部と佐世保・東彼地区に大雨洪水警報が出ている。

　また、一部の高速道路が通行止めとなっている他、ＪＲで運休や遅れが発生するなど、交通機関への影響が出ている。