宮城県の印刷会社でも2人が胆管がん発症
大阪市内の印刷会社で働いていた元従業員が胆管がんを発症した問題で、さらに宮城県内の印刷会社でも2人の従業員が胆管がんを発症し、25日に労災申請したことがわかった。
厚労省によると、新たに労災申請があったのは、宮城県内の印刷会社で印刷作業を行っていた30歳代と40歳代の男性2人。2人は、働いていた印刷会社で長時間の洗浄作業を行っており、作業場所は地下室ではないものの窓が閉めきられていて、マスクや手袋は着用していなかったという。厚労省は今後、この印刷会社で使用していた化学物質や換気の状況などについて調査を行うという。
また、大阪市の印刷会社では、胆管がんを発症して死亡した元従業員がもう1人いたということで、これでこの印刷会社で胆管がんを発症したのは10人になった。