2つの台風接近、九州など大荒れの天気に

1日は台風9号と10号が日本に接近したため、九州、四国から沖縄にかけて大荒れの天気になった。
大型で強い台風9号は、沖縄・石垣島を含む先島諸島に接近した。台風の暴風域に入った沖縄・与那国島では最大瞬間風速37.1メートルを、石垣島で最大瞬間風速30.8メートルを観測した。また、各地に波浪警報が出され、海上は猛烈なしけとなった。
一方、台風10号は、暴風域を伴ったまま鹿児島県の種子島や屋久島付近を通過、台風の接近に伴い、種子島空港で最大瞬間風速39.6メートル、屋久島空港で最大瞬間風速31.9メートルを観測した。また、鹿児島・鹿屋市北部付近では1日午後7時半までの1時間に約120ミリの記録的な大雨が降った。
台風9号は今後もゆっくりとした速度で北上する見込みで、石垣島など先島諸島周辺では2日にかけて大荒れの天気が続く見込み。また、台風10号は今後、九州から離れていくが、九州や四国の太平洋側では湿った空気が流れ込み、断続的に非常に激しい雨の降る所がありそうだ。
台風9号の影響で、先島諸島では2日にかけて1時間に60ミリの非常に激しい雷雨になるおそれがある見込み。四国・九州から沖縄にかけては暴風が吹き、波の高い状態が続くため、大雨や暴風、高波に引き続き警戒が必要。