助成金で森口氏の人件費967万円~内閣府

iPS細胞(=人工多能性幹細胞)を使って心臓の治療を行ったと森口尚史氏が発表し、その後、一部をウソと認めている問題で、森口氏が関わる研究に助成金を出している内閣府の調査で、森口氏の人件費として967万円が支出されていたことがわかった。
内閣府は、森口氏が参加する細胞や臓器の凍結保存に関する東京大学の研究プロジェクトに対し、10年度から13年度までに1億6000万円余りを助成している。
前原科学技術担当相は16日の会見で、助成金のうち、森口氏を雇用する費用として967万円が支出されていたことを明らかにした。内閣府は、森口氏のプロジェクトでの役割や研究実態などについて調べる方針。
また、田中文科相は、国が助成金を出す研究について、内容や結果も含めて厳しく管理することが重要だとの認識を示した。