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燃料取り出すクレーンが故障 福島第一原発

2014年3月26日 15:08
燃料取り出すクレーンが故障 福島第一原発

 廃炉作業が進められている福島第一原発4号機で26日朝、使用済み燃料プールから燃料を取り出すためのクレーンが故障し、燃料の取り出しができなくなっていることがわかった。

 東京電力によると、26日午前9時半頃、4号機の使用済み燃料プールから燃料を入れた容器を取り出す準備を行っていたところ、容器をつり下げる天井クレーンが故障し、動かなくなったという。クレーンは容器をつり下げておらず、プール内の燃料などにも異常はないという。東京電力はクレーンの故障原因を調べている。

 去年11月に燃料の取り出しが始まって以降、これまでトラブルはなく、1533本のうち528本の取り出しが終わっているが、今回の故障が長引けば、今後の取り出し作業に影響が出る可能性がある。