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函館市、大間原発の建設差し止め提訴へ

2014年3月26日 16:12
函館市、大間原発の建設差し止め提訴へ

 青森県大間町に建設中の大間原子力発電所をめぐり、北海道函館市議会は、市が建設差し止めを求める裁判を起こすことを可決した。

 函館市議会は26日午前10時半過ぎ、市が国と電源開発に対して大間原発の建設差し止めを求める裁判を起こすことを認める議案を全会一致で可決した。

 大間原発は函館市から23キロの距離にあるが、建設は市の同意がないまま進められてきた。函館市の工藤寿樹市長は「原発で重大事故が起きた場合、壊滅的な打撃を受ける」などと訴えている。

 自治体が国に原発の差し止めを求める裁判を起こすのはこれが初めてで、市は来月3日に東京地裁に提訴する予定。