水陸両用バギー訓練 豪雨災害などに備える
総務省消防庁は大雨で冠水した場所などでも救助活動を行える水陸両用バギーを導入し、東京・調布市で23日、訓練の様子を公開した。
全長3メートルのバギーは8つのタイヤで陸上を走り、水中ではこのタイヤが水をかくことによって進むことができる。23日は、水陸両用バギーが配備された4つの消防本部の救助隊員が水上での訓練のほか、消防車では登れない30度の斜面を登ったり木材が散乱したりする道を走る訓練を行った。
総務省消防庁では、東日本大震災の津波による冠水で消防車が活動できなかった教訓から、水陸両用のバギーを本年度から全国15の消防本部に配備していて、豪雨災害などに備えたいとしている。