岐阜で豪雨 高山市に土砂災害警戒情報
岐阜県では大気の状態が非常に不安定となっていて、県内全域に大雨警報が出されているほか、高山市では土砂災害警戒情報が出されている。
高山市では、17日午前8時ごろまでの1時間に57ミリの非常に激しい雨を観測。また、長い時間降り続いていて、2日間に降った雨の量は、観測史上最も多い310ミリ以上を記録した。
この雨の影響で、高山市西之一色町では、苔川の水位が上昇し川岸がえぐりとられる被害が発生。このほか清見町では、川の増水によって2か所で橋が流されたという。
鉄道にも影響が出ている。JR高山本線では、運転見合わせの区間が発生し、高山駅ではお盆の帰省や観光客などが駅に滞留する事態となっている。
一方、関市では、落雷が原因とみられる住宅火災が発生した。この火事で住宅は全焼、家の中には家族3人がいたが、避難して無事だったという。
また、岐阜県内では高山市に土砂災害警戒情報が出されている。今後も1時間に70ミリの非常に激しい雨が予想されていて、気象台では土砂災害や浸水被害などに警戒するよう呼びかけている。
なお、岐阜市と関市に出されていた土砂災害警戒情報は午後9時前に解除された。