天草市西部に土砂災害警戒情報 避難勧告も
九州は2日に梅雨入りし、熊本県天草市では3日も激しい雨で土砂災害の危険が高まっているとして、約1万5000人を対象に避難勧告が出された。
九州付近に停滞した梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、熊本県は3日も明け方から南部を中心に激しい雨が降っている。天草市牛深では3日午前6時22分までの1時間に40.5ミリの激しい雨を観測した。牛深地区では、降り始めの2日午前11時から3日午前9時までの総雨量が204.5ミリに達していて、気象台は、牛深地区を含む天草市西部に土砂災害警戒情報を出した。
これを受け、天草市は牛深地区の6981世帯、1万4774人に対し避難勧告を出した。また、八代市西部や芦北町、球磨村にも土砂災害警戒情報が出され、気象台は警戒を呼びかけている。