60年前の警察無線機、未来技術遺産に登録
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歴史上重要な意義を持つ科学技術とされる「未来技術遺産」に、警察庁が所有する60年以上前の無線機が登録された。
未来技術遺産に登録されたのは、警察庁の「PR-1形超短波無線電話装置」で、中央省庁の所有物としては初めての登録。未来技術遺産は、国立科学博物館が歴史上重要な意義を持つ科学技術を選び、その保存と活用を図る制度で、今年は使い切りカメラなど49件が登録された。
警察庁によると、この無線機は幅と奥行きが30センチほどあるFM方式のもので、1950年から10年間ほど、警察本部とパトカーの間の通話に使われていた。この技術がその後、様々な無線に応用され、戦後の無線通信業界に大きな影響を与えたことなどが評価されたという。