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福島第一 過去最大濃度のセシウム検出

2014年10月25日 12:14
福島第一 過去最大濃度のセシウム検出

 福島第一原発の建屋周辺の井戸「サブドレン」でくみ上げた地下水から、これまでで最も高い濃度の放射性セシウムが検出された。

 東京電力によると、2号機の山側にある井戸「サブドレン」で、今月22日にくみ上げた地下水から、これまでで最も高い濃度となる1リットルあたり46万ベクレルの放射性セシウムが検出された。

 台風の影響で、汚染された土壌などが流れ込んだのが原因とみられ、東京電力が該当の井戸を含む2か所から、地下水のくみ上げを止め、監視を強化している。

 東京電力は、これらの井戸から放射性物質を含んだ地下水をくみ上げ、浄化した上で海に放出する計画だが、漁業者からの了承は得られていない。