御嶽山 スキー場のオープン見合わせ
御嶽山の噴火でふもとにある長野県王滝村のスキー場は、入山規制が解除されないため、予定していた来月のオープンを見合わせることを決めた。
王滝村では5日午前10時からスキー場と村が会見を開き、来月5日のスキー場営業開始を見合わせると発表した。
御嶽リゾート・栗屋文則総支配人「スキー場の上半分、大半といいますか、半分が規制にかかっていることになる。ここがタイムリミットかなというところで、12月5日のオープンはまず見合わせということになりました」
王滝村のスキー場は、御嶽山噴火で入山規制がかかっている4キロの範囲にゲレンデがある。来月5日にオープンする予定だったが、入山規制は緩和されていない。見通しが立たない中、従業員の雇用や準備作業ができないため、営業見合わせを決めた。規制が緩和された段階でスキー場の準備を始める方針。
王滝村は、7割の村民が民宿やスキー場の整備など観光業に携わっていて、50年の歴史を持つスキー場で冬場の生活を乗り切っていた。現在、長野県が支援策を検討している。