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シャープの“IGZO”商標使用は「無効」

2015年2月25日 16:57
シャープの“IGZO”商標使用は「無効」

 大手電機メーカー・シャープが液晶ディスプレーなどで使っている「IGZO」ブランドについて、25日、アルファベット表記の「IGZO」商標は無効とする判決が言い渡された。

 シャープが液晶ディスプレーなどで展開している「IGZO」の商標については、特許庁が「シャープの商標は無効」と判断したため、シャープ側が裁判を起こしていた。

 「IGZO」は元々、特殊な半導体の名前として使われていた言葉で、シャープとは別の独立行政法人が特許権を持っている。25日の判決で知的財産高等裁判所は、「IGZOは半導体の名前として広く知られており、シャープによる独占的な使用を認めることは適当でない」として、アルファベット表記の「IGZO」についてはシャープの商標を無効とする判断を示した。

 シャープは、「最高裁への上告も含め適切に対処する」コメントしている。