浸水被害などで後片付けに追われる 熊本
11日に九州地方を襲った大雨で、土砂崩れや浸水などの被害が出た熊本県では、一夜明けた12日、住民たちが後片付けに追われている。
11日、裏山の竹やぶが崩れ、大量の土砂が流れ込んだ熊本県上天草市大矢野町の事務所兼住宅では、12日朝から親戚などが総出で土砂をスコップでかき出す作業に追われていた。この家では、電気は12日、復旧したものの、ガスは止まったままで、復旧の見通しは立っていないという。
11日の大雨による被害は、上天草市だけでがけ崩れが134か所、建物の浸水が32棟に上る。熊本県が12日午前までにまとめた県内全体の被害は、軽いケガをした人が1人、住宅の一部損壊が3棟、床上や床下の浸水が123棟などとなっている。