大雨の熊本 120棟以上で床上・床下浸水
熊本県内は11日、局地的に非常に激しい雨が降り、土砂災害や浸水などの被害が相次いだ。
九州付近に停滞していた梅雨前線の影響で、熊本県内は11日、局地的に非常に激しい雨が降った。宇城市三角町では午前8時15分までの1時間雨量が63ミリ、天草市本渡では午前8時までの1時間雨量が57.5ミリと、6月としては観測史上最大の雨量を記録、最大で13市町村・約12万世帯の31万人に避難指示や避難勧告が出された。
上天草市大矢野町では11日午前8時過ぎ、住宅の裏山の竹やぶが崩れ、大量の土砂が建物の中に流れ込んだ。当時、家には2人がいたが、別の部屋にいて無事だった。
被害にあった人「雷かなというような大きな音が2回鳴って、後ろを振り向いたら台所に土砂が見えたので、母と2人で逃げようという感じで。びっくりしました」
また、熊本県によると、120棟以上の住宅で床上・床下浸水の被害が出た。