厚生労働省は、薬剤師がいないコンビニなどでも、市販薬を購入できるようにする方針を年内にもとりまとめる予定です。

現在、処方箋を必要としない市販薬の販売は、薬の説明などをするために、店舗にいる薬剤師や登録販売者の常駐をもとめていて、薬剤師らがいないコンビニなどでは、市販薬を購入することができません。

しかし、説明などをオンラインで行うことも可能であるとの考えから、薬の購入者が薬剤師などとインターネット上でやりとりをすれば、必ずしも店舗に有資格者がいなくても、市販薬を購入できるように検討を進めているということです。

また、市販薬の販売を行う店舗には、現在、自治体が定期的に検査に入っていますが、無資格者による薬の受け渡しのみであっても、検査をする予定で、検査をスムーズに行うため、店舗と同じ都道府県にある薬局の薬剤師らが購入を管理することを検討しています。

厚労省は、この方針を年内にもとりまとめ、今後、法改正を目指していくということです。