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「緊急避妊薬」薬局で購入できた人、15%にとどまる “医師の診察受けず”試験的取り組み

2024年6月11日 1:22
「緊急避妊薬」薬局で購入できた人、15%にとどまる “医師の診察受けず”試験的取り組み

望まない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」を、医師の診察を受けずに、薬局で購入できる試験的な取り組みに関する民間の調査結果が発表されました。回答者のうち「緊急避妊薬」を実際に薬局で購入できた人は15%にとどまっています。

「緊急避妊薬」の薬局での一般販売を訴える団体「#なんでないのプロジェクト」による調査は、薬局で処方箋なしで実際に緊急避妊薬を購入できた人、購入したかったができなかった人、あわせて68人を対象に行われました。

調査結果によりますと、回答者のうち8割以上が、試験的販売に関する情報不足や、対応している薬局が少なく、アクセスが難しいなどの理由から購入できなかったということです。

また、対応している薬局を見つけても、その薬局への問い合わせや、購入する際の手順の多さがハードルになっていることもわかったということです。

団体代表の福田和子さんは、今回の調査結果を受け「女性が“自分のことを守ってくれている”と感じる制度設計をお願いしたい」とし、早期の導入を訴えました。