「緊急避妊薬」きょうから一部薬局で“処方箋なし”試験販売開始
望まない妊娠を防ぐための「緊急避妊薬」の処方箋なしでの販売が、28日から試験的に一部の薬局で始まります。
緊急避妊薬をめぐっては、性暴力や望まない妊娠への対策として、処方箋なしで薬局で買える、いわゆる「OTC化」することが検討されていて、厚生労働省の調査研究として一定の条件のもとで試験的販売をすることが決まっていました。
この試験的販売が、28日から研修を受けた薬剤師がいるなどの条件を満たした薬局で始まります。しかし、販売は全国およそ150の薬局にとどまっているほか、販売対象は16歳以上などと限られていて、価格は7000円から9000円程度になる見込みです。
この調査研究は来年3月まで行われる予定で、今後、この試験販売の結果を受け、一般販売に向けた検討や審議を進めることとなります。