米当局 処方箋不要の「飲む避妊薬」初めて承認
アメリカの規制当局は13日、処方箋なしで購入できる飲む避妊薬を初めて承認しました。
FDA(=食品医薬品局)は13日、フランスの製薬会社、HRAファーマの経口避妊薬「オーピル」を、処方箋なしで購入できる市販薬として初めて承認しました。
「オーピル」は、毎日同じ時間に服用することで妊娠を回避する薬で、来年はじめには、全米のドラッグストアやコンビニ、オンラインで販売が開始される見込みです。
FDAによりますと、全米の年間610万件の妊娠のうち、およそ半数は意図しないものだということです。アメリカでは人工妊娠中絶を原則禁止とする州が増えていて、「望まない妊娠」を回避する手段として避妊薬の市販を求める声が高まっていました。