北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんが5日に還暦を迎えるのを前に、母・早紀江さんが「ただ黙って抱きしめたい」などと、切実な思いを語りました。

めぐみさんの母・早紀江さん
「60歳って、えーって思っちゃって。信じられないですね。（今の姿が）想像がつかないですね。本当にかわいそうだなって思って。早く何とかしてあげたいとばっかり」「力が抜けてしまう感じですよね家族はね、悲しくて」「帰ってきてくれればいいので。 だまって抱きしめてあげたいだけです」

横田めぐみさんは当時13歳で北朝鮮に拉致され、いまだに帰国を果たせず、5日に60歳の誕生日を迎えます。

会見で早紀江さんは、「年齢的にもこれから何年生きられるかわからない」「どんな形であれ被害者が帰れるようにがんばってほしい」などと、政府に訴えました。