×

熊本県 仮設住宅100世帯分の建設を開始

2016年4月29日 14:09
熊本県 仮設住宅100世帯分の建設を開始

 熊本県は、一連の地震で被災した人向けの仮設住宅100世帯分の建設を始めたことを29日、明らかにした。

 熊本県の蒲島郁夫知事は、29日、記者会見し、被災した西原村と甲佐町で、仮設住宅計100戸を6月中旬に完成させる計画を発表した。当初の予定を前倒ししたという。

 熊本県内では1万7000棟以上の住宅が全半壊していて、県はこれまでに仮設住宅2100戸を建設する予算を計上したという。

 一方、九州自動車道は、熊本県の植木インターチェンジから嘉島ジャンクションの間の23キロの通行止めが29日朝、解除され、15日ぶりに全線で開通した。ただ、一部の区間で今も復旧工事が続き、速度制限も行われていることから、29日からのゴールデンウイーク中は、大規模な渋滞も予想されている。

 また、熊本市のボランティアセンターには、九州のほか関東や関西など各地から希望者が集まり、29日朝の受け付け開始の時点で800人以上が列をつくった。住宅での片づけや避難所の掃除など被災した人の要望に合わせ対応が行われるという。

一緒に見られているニュース