茨城で震度6弱の地震 各地で被害が…
28日午後9時半過ぎ、茨城県を震源とする地震があり、茨城県高萩市で震度6弱の揺れを観測した。この地震による各地の影響をまとめた。
28日夜、震度6弱を観測した高萩市の住宅では、ピアノの上の写真立てが倒れたほか、置物の人形が落ちて割れたという。
住民「不安ですね。前の地震(東日本大震災)を思えば(震度)3、2はびっくりしないんですけど、きょうはさすがにびっくりしましたね。きょうは怖いから、こたつで寝ようと思って。自分の布団で寝られないので」
高萩市内のサンユーストアー新手綱店では、地震の影響で商品が落ち、店員が片付け作業に追われている。この店では棚にあった商品が床に散乱して酒の瓶が割れたほか、天井の一部がはがれ、落下していた。当時、閉店後でケガ人はいなかったが、出勤してきた店員が深夜まで片付け作業に追われた。
サンユーストアー新手綱店・店長「通常9時に開店するんで、なんとか間に合わせたいです」
29日午前3時ごろ、市内の玖台寺では、本堂に置かれていた位牌(いはい)約700基のうち、500基ほどが倒れ、床に落ちていた。
玖台寺・住職「大切な檀家(だんか)の位牌をお預かりしているので大変申し訳ない」
一方、山形新幹線は、線路の点検のため、上下3本が途中で運転を見合わせ、最大3時間以上遅れて駅に到着した。帰省客らで満席の列車もあり、車内に缶詰め状態となった乗客は、疲れた表情だった。JRによると、計650人に影響したという。
乗客「3時間くらい止まっていたので長かった」「(携帯電話が)圏外だったのが一番大きい。全然情報が入ってこないのでどういう状況か分からなかったのが一番不安でした」