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2017年4月28日 18:53

【ぬい撮り】にハマるワケ、ビジネスにも

【ぬい撮り】にハマるワケ、ビジネスにも
(c)NNN

■“ぬい撮り”にハマるワケ

 今、様々な場所でぬいぐるみを主役に撮る「ぬい」ぐるみ「撮り」、略して「ぬい撮り」がSNSなどで話題になっている。ぬいぐるみを、旅先など様々な場所で撮影する、ぬい撮り。人気のワケを取材した。

 インスタグラムで「#ぬい撮り」と検索すると、16万件以上もの投稿が。ネットには「めっちゃ楽しい」「見たら癒やしもらえた」「挑戦しようかな」と言った声が。そんな、ぬい撮りの魅力とは。


■ぬいぐるみに個性とストーリー性を

 10年前からぬい撮りを始めたという「ゆりりーぬ」さん(24)と「ごーや」さん(20)姉妹。東京・南青山のカフェで、カエルのぬいぐるみを使って「ぬい撮り」中だ。

 テーマは「ティーパーティー」。カエルがお茶を楽しむ様子を表現したという。ポイントはぬいぐるみに個性をつけること。その個性にあった構図やポーズを決めるという。また、ぬい撮りの写真ではストーリー性を持たせることも大事だという。


■“ぬい撮り”ツアーも

 ブームが拡大し、ぬい撮りはビジネスにもなっている。ぬいぐるみのための旅行代理店「ウナギトラベル」(東京・港区)は、客から預かったぬいぐるみのツアーを開催。ぬい撮りした写真をSNSにあげたり、データで渡したりするサービスをしている。

 この日は、東京の名所をめぐっていた。皇居の前ではツアー参加中のぬいぐるみを手に持ち、ぬい撮り。ツイッターには「皇居ラン!」などというコメントとともにアップされた。

 ツアーはこのほか、浅草のもんじゃ店での食事も。ツイッターには「もんじゃのそこのカリカリが美味(おい)しいんだよね」などと投稿されていた。

 ウナギトラベル・東園絵代表は「自分をぬいぐるみに投影させて、ぬいぐるみが行くことで自分が行ったような気持ちになる方もいる。今までずっと連れ添ってくれたぬいぐるみを旅に出す。そこに重きを置く方もいる」と語る。

 料金は東京観光で3700円。預かるぬいぐるみの細かい情報を聞き取り、ぬい撮りに反映しているという。

 また、ぬい撮りブームを受け、タカラトミーアーツが27日、ぬい撮り専用のぬいぐるみ「ちょっこりさん」を発売した。縁に座れたり、手でモノを持てるようできたりと工夫されているという。


■「ぬい撮りを通して元気に」

 様々な事情を抱えた人たちからぬいぐるみを預かり、ぬい撮りを活用しているNPO法人もある。

 日本ぬいぐるみ協会・小塚晴美代表「体のご不自由な方や病気の子どもたちのぬいぐるみを預かって、その人たちがお出かけできないところにぬいぐるみを旅させてあげて、その思い出をご本人にお返しできたら喜んでいただけるのではないかと思って」

 ホームステイや旅をさせることで、ぬい撮りを通して持ち主に旅行体験をしてもらい、元気になってもらうのが狙いだという。

 ぬい撮りは、これからも広がりを見せそうだ。