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1歳女児に肺移植手術 国内最年少患者

2017年5月11日 15:29
1歳女児に肺移植手術 国内最年少患者

 岡山大学病院で11日午前から1歳の女の子に両肺を移植する手術が行われている。国内の脳死肺移植では最年少の患者への移植手術となる。

 移植される両肺は11日午前10時過ぎ、岡山大学病院に到着した。広島県の病院に小脳出血で入院していた6歳未満の男の子が10日に脳死と判定され、遺族の意思により臓器が提供されたもの。

 移植手術を受けるのは、岡山大学病院に入院している1歳の女の子。血管が細くなって肺に送る血液の圧が高くなる肺高血圧症により、生まれてまもなく呼吸状態が悪化したため集中治療室に入ったが、人工呼吸器などを使っても状態が改善しないため、日本臓器移植ネットワークに登録していた。

 岡山大学病院によると、肺移植の手術を受ける患者としては国内で最年少となる。手術は午後3時現在も続いていて11日午後9時頃に終わる予定。