伊方原発運転差し止め「歴史的転換点」原告
愛媛県の四国電力伊方原発3号機について、広島市の住民らが運転差し止めの仮処分を求めた申し立ての抗告審で、広島高裁は、運転差し止めを認める決定を下した。
広島高裁は13日午後、広島地裁の判断を覆し、四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを認める決定を下した。
運転差し止めの仮処分を申し立てていたのは広島市の住民ら4人。広島高裁の判断は、「火山の影響による危険性について、新規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断は不合理である」というもの。
原告側「高裁決定で勝ったということは、極めて重要な歴史的な転換点だと思う」
四国電力は、「詳細を確認の上、速やかに異議申し立ての手続きを行う」とコメントしている。