京浜東北線の断線 原因は工事の人為的ミス
16日、JR京浜東北線で架線が断線し、7時間にわたり運転見合わせが続いたトラブルは、未明に行われた工事の人為的なミスが原因だったことが分かった。
16日午前11時頃、神奈川県を走る京浜東北線の鶴見駅と川崎駅の間で架線が断線し、列車が運行できなくなった。
乗客「架線が切れたという話だった」
乗客「(Q:どのくらい電車内に?)2時間。大変でしたけどね(子どもが)ぐずっちゃうんで」
子どもの乗客「がんばりました」
乗客「こんな状況になると思ってないから、ヒールがボロボロですよ」
このトラブルで京浜東北線、東海道線、横須賀線の一部区間で7時間にわたり運転を見合わせ、およそ22万人に影響が出た。
JR東日本によると、原因は、電気が通る架線を平行に保つ「補助ちょう架線」と呼ばれる線が、別の線を支える金具と接触し、ショートしたことで断線したとみられるという。
現場では事故当日の未明に、架線の高さを調整する工事を行っていたが、金具と架線の間隔が本来より近くなり過ぎ、工事後の点検も行っていなかったという。
JR東日本は「人為的なミス」だったと認め、再発防止に努めたいとしている。