極寒の水垢離で祈るのは…男ら伝統の裸参り

旧暦の元日の16日、青森県弘前市では伝統の裸参りが行われ、男たちが水垢離(みずごり)をして豊作や家内安全を祈った。
裸参りが行われたのは、弘前市の鬼沢地区。400年以上前から旧暦の元日に行われてきた伝統行事で、鬼神社の境内には31人の下帯姿の男たちが水を張った大きなタルに入り、身を清める水垢離を行った。
境内の気温は氷点下0.8℃とこごえそうな寒さの中、男たちは、まずけがれを払うたき火にあたる。そして、気合を入れながら肩まで冷たい水につかり、身を清めていた。
男たち「冷たいです。今年の水はすごく冷たいです」「健康第一ということで」「(お願いしているのは)子どもの健康です」
このあと男たちは、「サイギ、サイギ」の掛け声をかけながら、福俵やしめ縄を担いで地区を練り歩き、今年の豊作や家内安全を祈っていた。