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草津白根山噴火 警戒範囲見直しなどで会合

2018年2月28日 1:15
草津白根山噴火 警戒範囲見直しなどで会合

群馬・草津白根山の噴火を受け、気象庁の担当者や町長らが、27日、人気観光スポットの道路が含まれている警戒範囲の見直しなどについて話し合った。

群馬・草津白根山では、先月23日の噴火以降、火口周辺から2キロの範囲で立ち入りが規制されていて、毎年4月下旬に開通し、雄大なアルプスや雪の回廊が楽しめる志賀草津高原道路の一部も、警戒範囲に入っている。

27日に草津町で開かれた会合で、黒岩町長は、「現在の警戒範囲は、噴火直後に決めた暫定的なものだ」として、噴火警戒レベルや警戒範囲の見直しを求め、例年通り4月下旬に、高原道路を開通させたい考えを示した。

一方で、気象庁や火山の専門家らは、「今後も同規模程度の噴火が起きる可能性は否定できない」とした上で、噴火で噴石がどこまで飛んだのか、詳しく調べる必要があると説明した。

草津町によると、開通の見通しが立たない中、今年のゴールデンウイークの宿泊の予約状況は去年を下回っていて、地元からは焦りの声も聞かれる。