将棋のプロである「棋士」にはこれまで女性は1人もいません。「棋士」とは別制度の「女流棋士」として活動する女性が「棋士」となるための試験の受験資格を獲得しました。史上初の「女性棋士」誕生となるのでしょうか。

「女流棋士」として活躍する、西山朋佳女流三冠が4日、行われた対局で「棋士」に勝ち棋士編入試験の受験資格を獲得しました。

西山女流三冠は棋士養成機関「奨励会」で惜しくも「棋士」にはなれず別枠の「女流棋士」に転向し、いくつもタイトルを獲得しながら女流棋士にも出場枠のある棋戦で「棋士」と戦ってきました。女性の棋士編入試験挑戦は2人目で、合格すれば初めての「女性棋士」誕生となります。

西山朋佳女流三冠（29）「女性だからということを意識しているよりかは、自分にとっての大勝負という気持ちで指すことになるのかなと思っています」

試験は若手棋士5人と対局を行い、3勝すると合格となります。