97歳の囲碁棋士 史上最高齢の対局
最年少の記録が続く囲碁や将棋の世界ですが、11日、97歳の囲碁棋士が対局を行い、最高齢対局記録を更新しました。
東京の日本棋院で11日、杉内寿子八段が対局を行いました。
杉内八段は現在、97歳1か月と5日で、2017年に亡くなった夫の雅男九段の最高齢対局記録を1か月ほど更新しました。
1942年に初段でプロとなった杉内八段は、通算635勝で女性棋士の中で歴代2位。女流名人戦を4連覇など、タイトルを10回獲得してきました。対局の結果、最高齢勝利とはなりませんでしたが、杉内八段は「この日を迎えることができて感無量でございます。これからも目の前の1局1局を大事にしてまいります」とコメントしています。