ゲイをカミングアウト 世界中にネット中継
LGBTフレンドリーな社会の実現を目指す柳沢正和氏。柳沢氏は、過去に自身のゲイというセクシャリティをカミングアウト。世界中にネット中継されたスピーチが「史上最大級のカミングアウト」と報道された。現在は外資系証券会社で働きながら、LGBTの生き方や働き方のために様々な活動を展開している。
――「史上最大級のカミングアウト」とは、どんな状況だったのですか?
仰々しいタイトルがついているのですが、TEDxTokyoというスピーチコンテストがあり、そこでLGBTとは何か、まだあまり知られていない7年前の状況だったんですね。人口の5~8%の方がLGBTであるとか、そういったベーシックなことをお伝えしていました。
しかし、なるべくなら目の前にいる可能性があるということをみんなに知ってもらいたいと思いつき「私が実はゲイなんです」とカミングアウトしました。その中継が世界中に同時に発信されました。
――みなさんの反応はいかがでしたか。
すごくびっくりするくらいのコメントやお電話をいただきました。世界中、30か国以上の方々から色々な言語でコメントいただき、「勇気をもらった」「実は、私もそうなんです」というふうにいっていただきました。
――とてもポジティブな反応だったのですね。
お客さんとか私の家族とか、もちろんみんなびっくりしていたのですが、すごく心温まるコメントをくれて、本当に気持ちがうれしくなりました。
【the SOCIAL guestより】