高速道路事故防止ワイヤロープ 本格導入へ
高速道路での飛び出し事故防止のため実験的に設置されていたセンターライン上のワイヤロープについて、国土交通省は、本格的に設置を進める方針を明らかにした。
ワイヤロープは現在、片側1車線ずつで中央分離帯がない高速道路のセンターライン上に実験的に設置されている。ワイヤロープは樹脂製のポールに比べて反対車線への飛び出しを防ぐ効果が高く、これまでに全国の約115キロの区間に設置されているが、死亡事故は起きていないという。
こうしたことから国土交通省は、ワイヤロープを今後5年間で最大1500キロの高速道路に設置する方針を明らかにした。4車線化した上で中央分離帯を設置するメドが立っていない高速道路などから順次、設置を進め、今後開通する区間にも設置するという。